風に吹かれて。

札幌は、春の嵐。
今までに比べると、随分暖かい風と雨が降り注いでいる。
あぁ、もうすぐ春なんだなぁ。
東京は随分暖かいみたいだけれど。
1年前を思い返す。
あんまり余裕が無かったな、と思う。
結構人間、心にいきなり負担がかかると弱いもんで。
全部否定な感じ。
ま、それは今もだけれど。
人間は、もっとも弱く傷つきやすいところをお互い擦り合せないと、生きてはいけない。
痛くても、辛くても、そうしなければならない。
頭で理解して、感情で理解できない。
そんな、ドタバタの繰り返し。
思い返せば些細なことでも。
それによって生まれた不協和音は掻き消えることなく、響き続ける。
人を信じるということの、逞しさを知る。
伝わるのは言葉だけ。
言葉を紡ぐ事の素晴らしさを知っているのならば、言葉の残酷さも、言葉の無限の力も、知っているだろうに。
言葉は未だ、無い。
そして、ずっと無い。
そんな気がして、そんなリアルを、未来にも投影する。
いたちごっこ。
嬉しいことは色々あり。
嬉しさは、過去と比較する。
未来はまだ、見えない。
余計なものはそぎ落とし、新しいものを見つめている。
就職してから、逆に空や海や自然が近くなった気がする。
東京にいるときは、毎日海を眺めていた。
毎日空を、見上げていた。
また海を見に行く。
最近、しょっちゅう。
晴海ふ頭は、人が居なくていい。
二つ橋を超えれば築地市場があり、賑わいがあるのに。
都会の中の、広い静寂。
海の声。
港も、いい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました