明け方。

昨日の日記の続きを書き、そして、今日の日記。
午前3時くらいに銚子港につく。
思えば遠くに着たもんだ。
狙いはアナゴ。
が、全然つれない。
釣れるのはハゼばかり。
でも、月明かりの港で、幻想的な霧に包まれて。
本当に、久しぶりに自分の安心できる所に来た気がした。
波は静かで、風もほとんどなく。
ぼうっと浮き上がるかのような白い港で、釣り。
持ってきた携帯ラジオをつける。
無言で、何時までも過ごせる夜。
ぁぁ、きっと今の自分の心象風景に近いからだ。
小さな細波の音と、ラジオから聞こえるか細い音楽。
冷え切ったようで、ひっそりと寒い。
夜明けは来るんだろうか。
久しぶりに、ゆっくり楽しかった。
夢中ではなく、自分の中にいた。
取り込まれることもなく、恐れる事もなく。
ずっとここにいてはいけないだろう。
いつか太陽が昇るときまで、ずっとここにいるだろう。

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