宴のあと。

もうどんどん夏が消えていく。
すごい勢いで。
今年はいつもにまして早かった気がする。
海も行かなかったし、山にも行ってないから？
夏フェスだけか。
未来がわかるって時には残酷で。
宴の終焉はもう少し。
北海道にいたときは、先が無く永遠に続くかのような未来が、
とてつもなくイヤで辛くてしょうがなかったけれど。
今度は逆な感じ。
泡沫の夢は多少長くてもいい。
そんな気分。
さて、どうなるのだろうか。
朝、わりとすっきり。
この二日間、がっつり寝まくったお蔭か。
まぁ眠いことには変わりないけど、それほど辛くない。
そういえば、本当に心のそこからすっきりと朝目覚められたのって、年に1，2回くらいしかない。
なんでだろう。
寝てればいいってもんじゃないんだろうけど。
何かしら、床から離れたくない呪縛のようなものがある。
寝床から離れられるか、離れられないかって、その境目ってほとんど無い。
それ次第で人間ダメにもしっかりもする。
そこを分けてるのはなんだろう。
意思か。
災いか。
人を分けてるものって不思議。
同じ、人生の分かれ道でも、自分の意思が一人歩きしている場合と、
自分と関係ない意思につられて行く場合と。
今目の前に、そんな両極端な存在がある。
そこを分けてるのはなんだろう。
意思か。
それとも、運命か。
変わることを願い、変わらない事に安寧を覚えるのは人間の性で。
そんなことは、ちょっとマセた小学生だって知ってる。
だから争う。
だから愛し合う。
だから、築いてきた。
変わらないことはいけないこと。
変わらないことはいいこと。
そんな馬鹿げた問いをいつも繰り返して、今日も生きていく。
すっきり会社に行ったものの、仕事は終わらない。
ちょっと仕事つまらん。
あー。
ほんと今日なんかやる気になれない。
でもやらなきゃ。
とことこ、終電近くまでお仕事。
あー9月のスケジュールやばいなー。
どうしよう。
せっかく東京事変のDVD買ったのに、まだ封も切れないし。
切ない。
そういえば、先週の金曜、金曜ロードショーで、｢On Your Mark｣のクリップが流れたらしい。
見れなかった。まぁビデオ持ってるからいいっちゃいいんだけど。
宮崎駿が監督した、アニメバージョン。
一説には、｢風の谷のナウシカ｣のその後の世界だって話。
不思議なクリップ。
ハッピーエンドと、バッドエンドが両方描かれている。
ラストはもちろんハッピーなんだけど、途中のバッドエンディングシーンがとても気になる。
ハッピーエンドは、空想の世界なんじゃないだろうか。
バッドが本当で、人々の願望を映し出してるんじゃないだろうか。
もともと、CHAGE&ASKA側から、製作依頼を出したという。
たしかデビュー20周年記念かなんかの時だ。
ナウシカの世界って、救われない世界。
アニメはともかくとして、原作では、ナウシカは人間が絶望の道しか残されていない種であることを知る。
しかしナウシカは絶望せず、｢命は全てを照らす光だ！｣と叫ぶ過去の遺物に対し、
｢命は闇に瞬く光だ！｣と叫び、精一杯生きることを選ぶ。
同じ光でもこんなに違う。
最近同期の色んな人の話を聞いていて、みんな精一杯生きてる、って感じる。
それは意固地につながったり、彼･彼女らなりの真理になったり、弱さになったり。
まぁ、たまにはビルの窓際から、いっぱいの青空でも見てみようや。
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夏の日、残像 / ASIAN KUNG-FU GENERATION
答えを知って僕ら 繰り返しそうさ
ささくれて溶け出すこころ
悲しみの訳は埋まらない隙間
不純な手でその胸を焦がす
敢えて見ないその先
敢えていないことにして
間違えたアンサー 繰り返しそうさ
わだかまって離れるこころ
浮かない心情の埋まらない隙間
不純な手でその夢を壊す
夕立ち 蝉の音 報われぬ幻想
僕だけ残して流れて流れた
仁王立ち デタラメ 強がりはいっそ
夏の日、残像 消さないで消えないで
最大公約数 探して塞いでる
割り切れるモノなんて無いのに
君の目に写った 僕が手に取った
それとめどない
それだけでいい
旅立ち 耳鳴り 報われぬ幻想
僕だけ残して流れて流れた
5年経ち冷めた目 強がりはいっそ
夏の日、残像 消さないで 消えないで
夕立ち 蝉の音 報われぬ幻想
僕だけ残して流れて流れた
仁王立ち デタラメ 強がりはいっそ
夏の日、残像 消さないで消えないで
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