チャリ王。

今日はゆっくりする。
なんかそんなことを心に決める。
今日の予定は、夜のいせやだけ。
おし、これ以上入れない。
で、昼前に起きる。
あんまり天気が良くない。
ちょっと切ない。
日曜出勤してる同期がメッセにいる。
おもむろに話しかける。
なんか、ボーっ。
ふと思い立って、チャリンコで写真を撮りに行くことにする。
初夏に、世田谷線を撮っておきたい。
世田谷線が新車両になってから、もう随分経つ。
まぁ、いいだろ。
風景がステキなことには変わりない。
久しぶりにチャリンコを漕ぐ。
ギーコギーコ。
車輪の空気圧が足らない。
馴染みの自転車屋さんに行く。
自転車っていうのは、ちょこちょこ乗っていないと空気圧が減るスピードが速くなるらしい。
へー。
不思議。
下高井戸駅から、下高井戸シネマに少し出た所が撮影のベストポジション。
松原駅の向こうまで、一直線に線路が続く。
ゴトンゴトン。
カシャッカシャ。
あぁ、やっぱ青空の下がいいなぁ。
夕方、井の頭線に乗って吉祥寺へ。
ユラユラと揺られながら。
友人といせやへ。
そしたら、今日は先輩もこっちに来てるらしい。
おほ。
久しぶり。
相変わらずだった。
レベルが高いんだか低いんだかわからない。
引かないことが肝心。
しかしいつもぼーっとしてそれを聞いてるのが僕流。
いや、僕だけじゃないが。
いせやは22時には追い出される店。
トコトコと、家路に着く。
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PV no.40
車輪の唄 / BUMP OF CHICKEN (2004、TOY’S FACTORY / LONGFELLOW)
3rdアルバム「ユグドラシル」収録。
シングルカットもされた。
なんか納得。
シングルカットってどうなんだろう、って思うこともあるが、まぁ認知度が上がるからいいのかな。
「世界に一つだけの花」もそーだしね。
BUMP
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
僕等の体を運んでいく 明け方の駅へと
ペダルを漕ぐ僕の背中
寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり
線路沿いの上り坂で
「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声
町はとても静か過ぎて
「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした
同時に言葉を失くした 坂を上りきった時
迎えてくれた朝焼けが あまりに綺麗過ぎて
笑っただろう あの時 僕の後ろ側で
振り返る事が出来なかった 僕は泣いてたから
券売機で一番端の
一番高い切符が行く町を 僕はよく知らない
その中でも一番安い
入場券を すぐに使うのに 大事にしまった
おととい買った 大きな鞄
改札に引っ掛けて通れずに 君は僕を見た
目は合わせないで頷いて
頑なに引っ掛かる 鞄の紐を 僕の手が外した
響くベルが最後を告げる 君だけのドアが開く
何万歩より距離のある一歩 踏み出して君は言う
「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」
応えられず 俯いたまま 僕は手を振ったよ
間違いじゃない あの時 君は…
線路沿いの下り坂を
風よりも早く飛ばしていく 君に追いつけと
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
精一杯電車と並ぶけれど
ゆっくり離されてく
泣いてただろう あの時 ドアの向こう側で
顔見なくてもわかってたよ 声が震えてたから
約束だよ 必ず いつの日かまた会おう
離れていく 君に見えるように 大きく手を振ったよ
町は賑わいだしたけれど
世界中に一人だけみたいだなぁ と小さくこぼした
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
残された僕を運んでいく
微かな温もり
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