嗜好品。

ぼうっとマルボロライトを見ている。
価値と無価値のハザマにあるもの。
いやそんなこといったら、みんなそうなるか。
裏も表も、世の中たくさんある。
人はOnly 1にあこがれる。
でも、同時に大衆であることも望む。
その境はとても難しく。
僕はいつもわからない。
ぶつけ合うことは、罪。
知らない人はいない。
でもそれは、確かに存在する。
人は人をして、人とせしめる。
そんなこと、中学生だって知っている。
雪は溶けるものだと思っていた。
でも、雪は溶けない。
溶けない世界がある。
知っていても、知らなかった。
僕らは、目に入れても目に入ったことが気づかない。
そんな出来事がたくさんある。
僕は気づいてしまった。
目には、違和感がある。
違和感は、慣れることがなかった。
きっと、大きかったんだろう。
目をこするわけにはいかない。
目を傷つけてしまうから。
でも。
僕の心は、その痛みは耐えがたかった。
目に傷を負ってしまった。
目に何も入っていなくても、違和感は消えない。
目薬が欲しい。
目薬は痛い。
これは何の見返りか。
うれしいこと、かなしいこと。
喜怒哀楽は人を豊かにしてくれる。
かけがえのない感情。
ひとつとして無駄なものはない。
この街を、僕はいつ飛び出すのだろうか。

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