人命救助。

原発の避難指示の根拠って、
簡単に言えば人命のため、なんだろう。
国民を国が守る、ということは、
近代国家にとって基本理念であることは間違いない。
けど、この場合の人命を守る行為って、
果たして当事者たる国民にとって本当に幸福な事なのか。
絶対的に人命尊重を謳うのならば、
何らかの基準を設けて、
その基準で適切な対処を行うこと自体、
おかしいことではない。
もちろん、当事者に対する基準の説明と、
行う意味を明確に示さないといけない。
そして、理解してもらわないと。
机上論でいえば、これがなされば、
国民国家の基本政策として、
避難指示は行われるべき、
と言えるのかもしれない。
でも実態は、そんな机上で計れるほど単純でもなく。
残る意思、という個人の行動を、
国家が強制する意味を問うている。
思いつくだけでも、基本的人権に関わることと思う。
財産権とかね。
災害対策とはいえ、緊急性には疑問も残る。
何故もっと早く、何故今なのか。
まぁ、今の政権は、対応自体は、
世間の評判よりは悪いものではないとは思う。
特に自衛隊の使い方においては。
ただ、後に残る問題を色々生み出してしまってる、
そんな感じはぬぐえない。
トップダウン過ぎる感じ、も見えるし。
あと、どさくさ紛れてる感じもね。
とにかく早くおさまらないかねぇ。

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