余韻。

昨日のライブがあまりに素敵だったので、
思わずiPodで初期の作品を聞きまくる。
一発目の「幸福論」から、ソロラストの「りんごのうた」まで。
B面も合わせれば結構な曲数になる。
B面に収録される曲がいい感じ、というのはどのアーティストでもよく言われることだ。
このアーティストが好きだ、と胸を張っても、
案外そこまでちゃんと聞いてる人って少ない。
いや、一応一通りに聞いていても、語れるくらい聞き込んでる人なんてどれだけいるか。
別に聞き込み自慢なんて何の意味もないけれど、
好きになればそういうことがとても楽しい。
シングルを通して、全ての楽曲を買ってるのはさすがに椎名林檎だけだ。
古くだとMr.Children、CHAGE&ASKA、TRICERATOPSなんてのはアルバム全て持っている。
最近だと、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやELLEGARDEN、
NONA REEVES(ノーナは最近といえないか)、DOPING PANDA、BUMP OF CHICKEN……
まぁ他にも十数組、アルバム全作品持ってるアーティストがいるけど。
さすがにねぇ。シングルなんてね。
アルバムの先行作品なんて、特にね。
そういう意味じゃ、B’zの「恋心」なんてのは、B面の作品でありながら、
あれだけの指示を受けるってのは嬉しいだろうな。
確か、かぐや姫の「神田川」も元々はB面の曲だった気がする。
テレビで、武田鉄也がそのことを凄くうらやましがってた。
趣味趣向と世間の傾向に、結構合わない。
合わないと言うかやや斜めにそれてる。
でも、いいモノはいいよ。うん。
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罪と罰 / 椎名林檎
頬を刺す朝の山手通り
煙草の空き箱を捨てる
今日もまた足の踏み場は無い
小部屋が孤独を甘やかす
愛してる独り泣き喚いて
夜道を弄れど虚しい
改札の安蛍光燈は
貴方の影すら落さない
歪んだ無常の遠き日も
セヴンスターの香り
味わう如く 季節を呼び起こす
あたしが望んだこと自体
矛盾を優に超えて
一番愛しいあなたの声迄
掠れさせて居たのだろう
静寂を破るドイツ車とパトカー
サイレン 爆音 現実界
或る浮遊
「不穏な悲鳴を愛さないで
確信出来る 現在だけ 重ねて
あたしの名前をちゃんと呼んで
身体を触って必要なのは是だけ認めて」
頬を刺す朝の山手通り
煙草の空き箱を捨てる
今日もまた足の踏み場は無い
小部屋が孤独を甘やかす
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